むかしばなし

あの日の景色が頭の中に流れてくる。 田んぼの前で立ち尽くす雨野青の前、畦道をお爺さんが歩いてきて「ちょいとした…

飽和

「さよなら」と八王子くんが言った。 ワン、とポチ公が犬らしく吠えた。 夕焼けの光を、すべり台が反射する。 まー…

深い闇の中へ

道端にデッカく工事中と書かれていて、そこには真っ暗な穴が空いていた。ぼくは気になってのぞいてみると背後からフフ…

季節は

立ち尽くす彼女は、突然、真っ白な光に包まれた。 ビルの間から軍服を着た学生たちが走ってきて、無機質な銃をぼくた…

虫の知らせ

散歩しようと町内を前転でよだれを垂らしながら一周していると、虫たちの声が聞こえた。 蟻が「踏まないでよー」と言…

引きこもりですか?

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」とオジサンに言われたので、オークションに「雨野青の若いうちの苦労」を出品する…

中央線止まんな

電車乗ってたら女子高生が大量にいたもんだからびっくりして「キョエーッ!祟りじゃあああ!!」って叫んだら、優先席…

詩をかきたい

僕は毎日くそ真面目にブログを更新して「あぁ、今日も更新した。おわりおわり」って思ってる。一種の義務感を持ってる…

普遍的な日常

いくつかの旅を終えて、ぼくは自分自身が病気なんだってことを知った。きっと病気はずっと治らない気がした。 外では…

ちょっとしたこと

暴雨の中、僕は生きることを楽しんでいた。ひっくり返る傘がたのしいタノシイタノシイ。強く僕を打ち付ける雨が心地い…

耳を傾けて

ぼくが公園で這いつくばって蟻をいぢめていると、近所のババアの井戸端会議が耳に飛び込んできた。 内容としては 神…

現実よ、夢であれ

何気なく口ずさんだ曲が全然知らない曲でびっくりしちゃって、あたふたしてたら知らないババアが「それなんて曲じゃい…

Re:雨野さんへ

「最近誤字が多いですよね。これを差し上げます」 ぼくのブログを読んでいるらしい自称ファンが大きな包みをくれた。…