死にたいと思いました

ぼくの部屋にある丸い箱の中身は、黒く濁った重い空間が広がってるだけ。 その中を手探りでさ迷う小人たち。その一人にはぼくもいた。友だちもいる。恋人もいる。家族だって先生だって、みんないる。 こんにちは、と言う。こんにちは。...Read more

俺は大人になれない

横たわってる命の映像。俺は笑いながらチャンネルを回す。ステレオタイプの頭ん中。無慈悲だろうか。無慈悲だろうよ。 ありふれた悲しみだから、足り得ないから、当事者はあなただけ。 上手に関係しましょう。境界線を引きましょう。大...Read more

通過駅

井戸の底に、猫の水死体。腐乱してく僕の頭の中。そんな情景が流れていく。死にたがりは昨日の僕で、明日などには置いてきぼり。陽気な音楽に身を落とす午後。動かす体は、どこか息苦しい。蜘蛛の糸に絡まって、救いはなく。籠の中での空...Read more

ぽしゃん

冴えざる椅子が心なく揺れる情景を、両の目に焼き付けるだけで、私の心は底に落ちていく。 息つく暇は形を崩すほどあるのに、安息は呼吸をする間を与えない。四角い窓が愛だという人の濁った目は、それさえも焼き付けることなく、ぶれ続...Read more

合挽肉など

旧友に連絡を取るかのような軽い気持ちで 嘘にハローというにしらの心持ちなんぞ 蝸牛の歩き方くらいわからない 「辛いだろう お逃げなさい」 その先道標たどり着いた代替品の悲しみを にしらは知らんだろう 踏みにじるというのは...Read more