キャンバス

飛び回る鳥に自由なんてない
鳥は飛ばなきゃ生きてけないから
未来の為にくたびれたって
いつまでも飛び続けるんだ

それ見て僕は吐き違えた
「自由に飛べる鳥になりたい」
そんな臆病な僕が繋いでいた左手に
鳥はいつだって憧れているんだ

だけど僕の左手は
今は一人ぼっちの寂しがり屋
大切な君の 大好きな君の
右手は今はどこにもないんだよ

この左手の涼しいのは
いつかの温もり覚えてるから
頭じゃ解ってても感覚のどっかが
まだ君をずっと求めてる

「愛している」の言葉は
本当に人の為にあるのかな?
もっと綺麗な生命に使って欲しいな
僕なんて感情が使ってしまったら
言葉の綺麗な部分を汚してしまう

だから最後に言わせて

「君を愛しているから
 俺を大嫌いになってください
 さよならは言えないけど
 多分これが最後の君に贈る言葉
 これをさよならの代わりに
 どうか受け取ってやってください
 もう二度と友達にもなれないけど
 俺はいつでも
 友達になる準備は出来てるよ
 少し長くなったけど
 本当に今まで有難う またね ばいばい」

綺麗な生命の朽ちてく日に
鳥はゆっくりと羽を休めたよ
兎は朔夜にゆっくりと消えたよ

僕の心に空いた穴は心友と呼べる誰かが
優しく塗り治してくれるのかな

だから僕は泣かないよ
最後の月を想えるこの日くらい
笑顔で御別れしたいから

感情の硝子を塞いで
瞼をゆっくりと卸して
ゆっくりと息を止めたなら
昨日の僕とはさよなら

昨日までの僕 お疲れ様
明日からの僕 頑張れよ
遠い未来の僕 おめでとう

なんて言えたら良いのにな

確信できる未来なんて「死」しかないから
僕の大切な未来を
僕が僕の為に僕の手で守るんだ

鳥が飛ぶことを止めたら
ゆっくりと命は消えるよ
僕が諦めた未来は
今の夢を描く為の犠牲だったんだ
大切な自分を失わないようにと

僕がずらした時計の針は
少し未来の自分を刻む
あとは未来を掴むだけだから
もう少しだけ我慢してみよう

鳥は飛ぶことを止めない
僕は生きてることを誓う

明日は今日よりも
少しだけ良い日だったって
笑えるような未来を描く

どんなに儚い命でも
きっと僕より綺麗だから
もう汚れる心配はない

なら明日に怯えないで
誰もが欲しがる明日を描いて…

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