ハローニート

コンビニにで買った温もりに溢れるくだらないおにぎりに、マックで買った安っぽい笑顔を振りかけて食べる。
サラリーマンが電車の中でひしめき合って、僕を責め立てる。
車内での飲食はお控えください。
見つめ合うサラリーマンと僕。近づく唇。最低の朝。これから面接。最悪の僕。

面接官は簡単なことをわざわざ小難しく話し、センスの欠片もない言葉を並べていく。詩人になれアンポンタンが。
そう鼻くそを机の裏に付けながら思った。
だが面接などという形式にどっぷりと浸かったものに、僕という矮小な引きこもりニートが耐えきれるはずもなく、間もなく空気の波に飲み込まれて息が出来なくなった。
酸素が気泡になって上へ消えていく。
おいまて僕を置いてきぼりにするのか酸素、お前が居なきゃ死ぬかもしれない。
お構いなしに酸素は消えていく。
お構いなしに面接官はマシンガントークで、僕を撃ち殺していく。
ふらん ふらん かりかりかり

気付いた頃には履歴書を握りしめ駅前に立っていた。不合格というアナウンスがホームに流れている。
あぁ、これが社会か。
俺は泣いた。

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