白い砂浜

波打ち際の砂城が浚われていく

淀みない水面が

僕をじっと見つめて

心根を見透かしたような表情で嗤った、気がした

心がむせび喘いで

抉り取られて

形を失っていく

身体を両の腕でぎゅっと抱き締めて

存在を確かめた

俯いて

ただ崩れた砂城を眺め

手を伸ばして触れれば

湿った砂が掌に張り付く

指の隙間から落ちていった粒は

もうそこには居ない

ただ口惜しくて

どこからともなく流れた涙が、また砂浜を汚す

心地良い世界との

明確な境界線が未だ見えなくて

波打ち際で立ち尽くした

水平線の向こう側で

太陽が紅く沈んでいたのか

昇っていたのか

知らないままで

なにも、

知らないままで

This article has 1 comments

  1. えみ Reply

    らびぃさん、もしかしたら私はあなたに勝手に恋をしてるかもしれません。会った事もなく、目の前に居ないのに考えたり。何か決断しなきゃいけない時や楽しい事があった時に思い出してしまいます。自分のブログにコメントして下さるのもありがたくて、嬉しい気持ちが強くなりすぎて返信できなくてごめんなさい…(笑)
    らびぃさんと関われた事に感謝します。詩集、なんども読み返して勝手にBGMを決めちゃうくらい気に入っています。
    これからも勝手に恋しながら更新楽しみにしてます!
    なんだか、気持ち悪くてすみません(´д`|||)
    でも、らびぃさん大好きです!

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