「絶版詩集皆無」の発売から約三年間の沈黙を破り、遂に二冊目「咀嚼した独白」が発売決定。様々な観点から自分を観察し、全ての他人が自分になる瞬間。詩という枠を飛び越え、凝縮した孤独をあなたに。
(ソクラテスの産声 より引用)

PROFILE
雨野青/詩人/クリエーター/ 2006年から精力的に活動し、2008年に別名義で発表した「絶版詩集皆無」でデビュー。その後、自身のHPでのみ作品を発表し続ける。並行して詩以外にも映像、写真、コラージュ、音楽など様々な活動を行う。中でも2010年に発表した「片隅のさっちゃん」という詩を映像化した作品で高く評価を受け、アンダーグラウンドカルチャー、特にインターネット界隈でひっそりと人気を保っている。

――雨野くんが詩を書き始めたきっかけってなんですか?

雨野雨:ずっと小学生の時に小説を書いてたんだけど、小説って長いじゃないですか?だから飽きちゃって(笑)もっと短くまとめたいなぁっていうのですかね。

――じゃあ飽き性がきっかけってことですか(笑)

雨野雨:まぁそうなっちゃいますよね(笑)

――詩を書き始めて、小説と詩の違いっていうのは何か感じましたか?

雨野雨:最初はそんなに感じませんでしたね。小説のワンシーンをレトリックに描けばいいだけじゃん!って思ってたんで。でも実際いくつか書いてくうちに、その奥深さに気付きました。今でも詩というより小説のワンシーンに近い書き方だとは思いますが、やっぱり難しくて頭を捻らせてます。

――孤独や疎外感を感じるような詩が多いと思うんだけど、それは自分のこと?

雨野雨:特に意識してるわけじゃないけど、自分が感受性を強く保てるのがそういう部分で、必然的に孤独な描写が多くなってしまうんです。それは勿論自分でもあるし、ぼく以外を見てこぼれた言葉でもありますね。

――その辺の感性というか、どちらかと言うと暗いイメージですよね。そういったものは何か影響を受けた人物などいますか?

雨野雨:音楽的な部分が多いと思いますね。勿論明るい音楽も聴くんですけど、自己投影出来るのが暗いものが多いんですよ。だから、やっぱり元からの性分というのが一番大きいと思います。

――小説や詩などでは?

雨野雨:有名どころはちょっと読みましたけど、本自体をあまり読まないんですよね。漫画派なんです(笑)

――え、ろくに文学の勉強もしていないんですか?

雨野雨:してないですね。本も読まないし、語彙が少ないままです。技巧的な詩は書けませんね。

――詩をナメてるんですか?

雨野雨:そんなつもりはないですよ。ただ変に勉強すると凝り固まってしまって自由な発想が出来なくなるんじゃないかなぁって。

――言い訳すんな。死ね。

雨野雨:いやだから、あぁ、もういいです。はい。すいません。

――適当に謝ってんじゃねぇよ。お前やっぱ詩をナメてんだろ?

雨野雨:あーうるせぇな。ナメてるよクソが。ほらぺろぺろぺろーん!!おしっこびゃいーん!!!!!

――あ?んだテメェ 殺す

雨野雨:上等だ かかってこいよ

数分後

そこにはボコボコにされ、泣きながら謝り続ける雨野青の姿があった。
記者は「ハッ、情けねぇな」と言って殴るのをやめ、帰ってしまった。

ぼくは嗚咽を漏らしながら言った。

「もう詩なんか書きたくないよ~」

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