深い闇の中へ

道端にデッカく工事中と書かれていて、そこには真っ暗な穴が空いていた。ぼくは気になってのぞいてみると背後からフフっと笑い声が聞こえ、ぼくは穴の中に落とされた。

真っ逆さまに落ちていく。深い闇の中へ。

ふかいふかい闇の中へ

10分ほど闇の中へ落下し続けると、地面が見えた。ぼくは焦って空中でモガいたが、不思議と重力に潰されることはなく、フワッと着地した。
その場所には美保ちゃんがいた。松葉杖をつき、包帯でぐるぐる巻きにされている。焦点のあっていない目で空虚を見つめながら「ようこそ」とだけ言った。

ぼくはキョロキョロと暗闇を見渡しながら、美保ちゃんがいたことにだらしなく笑いながら聞いた。
「え?美保ちゃん?ここどこ?美保ちゃんなんでこんな真っ暗闇にいるの?」

美保ちゃんは焦点のあっていない目で、ぼくを見つめ、言う。

「ようこそ。深い闇へ。ここにきたからには私の質問に、答えてください。」

「深い闇は、好きですか?」「ずっとずっと深い闇が好きですか?」「何も見たくないと思いますか?」「ただ深い闇を受け入れますか」「この深い闇が、好きですか?」

「え?嫌いだよ。前転し辛いし。」

そう答えるといつの間にかぼくは、工事中と書かれた看板の前にいた。
真っ暗な穴の中からすすり泣くような声が聞こえ、ぼくは少し悪いことをしたような気分になったから
穴の中に、ぼくはakbのCDをたくさん投げ込んであげた。

痛ッ!っていう声が、穴の中から聞こえる。ぼくはフフッと笑い
通行人を穴の中へと落とした。

「深い闇は、好きですか?」

1件のコメント

  1. 痛かった?ごめんね
    青ちゃんを突き落としたのは実は私なんだてへっ☆

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