「ぼくが僕で在り続けるには僕はぼくを辞めなければいけないんだ」とぼくは言った。すると僕は「ぼくが僕で在る必要をぼくは忘れたのか」とぼくに言った。ぼくは「僕がぼくて在ったことでぼくは僕の存在を苦しめたくないんだ」と僕に言ったけど僕は「ぼくってそんなに僕のことが嫌いなのか」とぼくの話に聞く耳を持たなかい。
結局ぼくは僕を僕としてぼくの中に在り続けることを選んだ。

すると「おい、待て。ぼくの中に僕が在り続けることはわかったが俺はどうなるんだ」と俺はぼくに強く当たってきた。ぼくはその俺の姿を見て「落ち着けよ俺、僕がぼくの中にいるってことは必然的にぼくは僕と俺の存在を認めるってことだろ」と優しく諭すと俺は「ぼくがそう言うなら俺も僕を認めるしかないな」と照れくさそうにした。

そんな一連の流れを遠くから諦観していた私。私に向かってぼくは「私だってぼくの中に僕と俺と一緒に居続けていいんだよ」と言ってあげたが私は「僕や俺と違って私はぼくの中に居ることは許されないでしょう」と悲観的だった。ぼくはその私の態度に少し悲しさを覚えた。「なぁ、私はどうしたいんだ?」とぼくが私に優しく聞くと私は「ぼくの中にいたいよ」と泣いた。ぼくは「僕や俺と一緒に私もぼくの中にいればいい、本当に。」と心の底から言ってあげると私は「ありがとう」と笑った。

さて、果たして雨野青は誰だ?

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