「人の痛みをわかる人になれ」って国語の先生が言う。

「だけど、人の痛みはわからないからこそ、僕は人に優しく出来ると思うのですよ」と言ったら、先生は
「またお前は屁理屈ばっか言いやがって」と吐き捨てた。

「先生、僕は思ったことを正直に言ってるだけですよ。屈折などしていません。なんでしっかりと向き合ってくれないんですか」

「お前と違って、俺は大人なんだよ」

というドラマのワンシーンをぼくはケツを掻きながら見て、ブッとオナラをした。メロンソーダをゴキュゴキュ飲み干して、思いっきりゲップをしたあと
「なんて良い話なんだ!」と、ぼくは叫ぶ。

「ズルいですよ。先生」

「大人はズルいんだよ」

「子どもだって、子どもであるっていう事実が既に、ズルいですけどね」

This article has 2 comments

  1. まーちゃん Reply

    痛みが分からないから優しい言葉をかけてやれるんだ

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