ぼく以外ぜんぶ愛

冬の暴力的な寒さを余所に暖房でぬくぬくと過ごし、ひとり部屋の片隅でコーラの中にメントスを落としてニヤニヤしてる。
窓の僅かな隙間は、それは確実な悪意を持ってぼくの部屋に寒さを迎え入れた。

コーラに、落ちていくメントス。
吹き出る泡。ニヤニヤするぼく。
垂れてくよだれ。
ビタビタに腐食した畳と、カビだらけで白くなっていく部屋。
その瞬間にも高校生はせっせっと人間関係に苦悩する。ウケる(笑)

人生の中で最も無駄であろう瞬間が永遠のように続くのがぼくの人生だ。
やさしさ倶楽部の陽気な歌を、世界平和の始まりとして歌おう。
いいかい?
ぼくがぼく以外の人間にやさしくないようように、君たちももっと身勝手であるべきだ。KYと罵られるべきだ。

スタバで下世話な話をしよう パーティーにしまむらファッションで行こう 学校にスーツで行こう ラーメン屋に燕尾服で行こう 女子便に入って歌おう
それはラブソングがいい
どうしたって泣けてきてしまうような、そんなラブソングを歌おう
泣きながら 嗚咽を漏らしながら
痛みに耐えながら
もう二度と そんなことのないように
丁寧に 感情的に
下手くそなラブソングが世界中の女子便から聞こえるように
歌おう

ぼくは15本目のコーラにメントスを落とす
いくらでも溢れでた
冷たい風が、ぼくを撫でる。
ぼくはゆっくり服を脱ぎ、全裸で雪へと飛び込む

歌おう
歌おう
世界を脅かしてやろうぜ

コメントを残す