詩を書き始めたのは大体小学六年生の頃。だから12歳ぐらいかな?最初はなんとなく、別に表現や勉強とかって訳でもなくて、ただなんとなく。

昔さ、ストーリーランド?だっけかな。視聴者がストーリーを投稿して、それをアニメ化するっていう番組がやっててさ。ガキのころすげえそれが好きで真似してよく小説みたいなの書いてたんだよ。なんか、女房に暴力ふるう旦那がボコボコにされる話とか。野良猫が少しずつ街に増えていって人がいなくなる話とか。今思うと暗い話ばっかりなんだけど。 その延長線上で、なんとなく詩を書いてた。小学生のころはね。

 

 

中学ぐらいになってくるとヴィジュアル系にすげえハマって、真似してそういう感じの歌詞みたいなの書いてた。今読み返すと超恥ずかしいしダサいんだけど、当時はそれが最高に格好良いと思ってたんだよ。皆もあるでしょ?そういう過去。

人生の中でも中学生ぐらいってみんないろんな意味で病んでたと思うんだけど、やっぱりそういう時期に大事にしてたものって痛烈に記憶に残ってるし、美的センスの基盤ってそういう頃に作られると思うんだよね。おっちゃんっていつまでも矢沢永吉好きでしょ?ああいう感覚。何が格好いいのかが作られる時期。俺はその時期の大半をヴィジュアル系と共に育っていて、今でもそういう感覚ってのは残ってると思う。黒い服が好きだし。

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当時人生に激震を与えたバンド

高校からは、まあすぐ中退しちゃうんだけど、いろんな音楽をたくさん聴いて、バンドばっかりやって、詩は、というか文章自体ほとんど書かなかった。ライブやって打ち上げ行ってを繰り返してて、それが一番たのしかったから詩なんて辛気臭いものを必要としてなかった。心が潤ってたんだろうね。その頃は盲信的に音楽が大好きだったから、ライブやれてればそれが最高だった。結局中退して暫くしたらバンドもやめちゃったけどね。

そっからは毎日実家でニートしてて、焦燥感だけが凄く強くなってて、やることもないからひたすらインターネットやって、詩を書いて、排他的に毎日を過ごしてた。でもこの頃から詩を真面目に考えるようになったかな。ちょっとだけ勉強もしたし、賞に応募したり、専門的な詩人のサイトに発表したりもしてた。今だからわかるけど、俺は詩人だ!って思い込むことで焦燥感と戦ってんだと思う。

ただ、この頃がいちばん毎日が辛かった。真夜中に飛び出して近所の橋から何時間も水面も眺めたりしてて、シンプルに死にたいと思ってた。だけど俺はそこまで狂えなかったから、死ななかったけど、単純に本当に毎日が辛かった。理由はなかったけど、どんどん暗い気持ちだけが肥大化してって、心のバランスがとれなくなってたんだと思う。

たまに友達と遊んだりして、遊んでる間は元気なんだけど、夜になると無性に帰りたくなって、みんなが寝てる間にこっそり帰って家で詩を書いたりしてた。

布団に潜って、無音の真っ暗闇の中で、ただ言葉だけが頭の中を右にいって、左にいって、反復するほどに大きくなって、頭の中がどんどん黒くなってくのがわかって、悲しい訳じゃないのにボロボロ泣いたりして止まんなくなって、結構頭がおかしかったな。

俺は自分のそんなとこがすげえ怖かったんだけど、誰にも相談も出来なくてさ、アウトプットする先が詩しかなくて、ひたすら詩を書いた。そのへんの詩は書いても消したり捨てたりであんまり残ってない。そもそも感情的になりすぎてて、詩と呼べたかも微妙だったかも。

今はだいぶ落ち着いて、あの頃ほどわけわからない感情が増幅することはなくなった。相変わらず真夜中になると気分が落ち込んだりはするけど、まあそれぐらいなら誰でもあると思う。ある種の精神病だったのかもしれないね。知らないけど、そのほうが名前がついて分かりやすくていい。クエスチョンマークはこわい。

そんなこんなで、月日と環境の変化が俺をなだめてくれて、普通の人をやってると思う。すごく記号的な人間になれたんだと思う。

今は詩も大事なんだけど、それ以外のことにも目を向けられてる感じがして、あの頃と比べるとちょっと忙しいけど、それなりに生活出来てるかな。

詩との距離が程よくなって、お互いをしっかり見れてるのかな。わかんないけど、そんな感じ。

これからはまた音楽をやりたいんだけど、アルバム作るっつったし、やらなきゃいけないんだけど、こんなの書いてる時間ないはずなんだけど、マジで、辛い。音楽なんてやめてみんなで線路に飛び込もうぜ、と思ってます。がんばります。

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