バイト中ぼけっとしながら、仕事が終わって家に帰ったらあれをやろう、と強く思っても、いざ蓋を開けてみれば結局何もせずにYouTubeでくだらない動画を見ながらカップ麺を啜ってる。最近少し太ってきたから間食を控えよう、と思った数時間後にはアホ面でアイスを食べて、貯金をしようと誓った数週間後にどしようもない買い物をしてる。感動的な漫画を読んで感傷的な気持ちになって、バットマインドのまま布団に入り、起きたらガキ使を見て笑ってる。そんな生活の中で漠然と”きっと俺は何者かになる”と”凡人とは違うんだ”と、どうしてそんなことを思えるんだ。

自分が将来何かで成功してるビジョンをぼんやりと夢見て、数時間だけの大凡創作とは呼べないようなお粗末な活動をして、中途半端に生まれてしまった未熟児をゴミ箱の中にたくさん堕ろし続けた。自意識は日に日に肥大化して、こんな奴より俺のがずっと上手い、と仲間内にだけコソコソと話して、また未完成を積み上げておおやけに公開することなくひっそりと捨てる。それだけでまるで何かを成し遂げたような気分になって、満足して布団に潜り込む。憧れのバンドを口ずさんで、そこに自分を投影して、笑いながらねむる。気持ち悪い。心底こんな生き方に反吐が出る。でも、数分後にはこの気持ちを忘れて、また同じ日々を繰り返すんだろうな。

自分が本当は何も出来ない人間だと認めるのがどうしようもなく怖い。俺からこのアーティストごっこを引いてしまったら、ただひたすらに惨めな気分だけが残って、敵のいない意味不明な敗北感だけをみっともなく一生引きずって生きてかなきゃいけない気がする。ただ単に何もなく生きていく勇気がなくて、自分の情けなさを夢に押し付けて必死に正当化してる。ふと立ち止まって、過去を見つめて、来るであろう未来を見つけて、ただその事実だけが大きな大きな波に変わっていく。嵐が過ぎ去るのを布団にくるまって、ただじっと待つことしか出来ない。

安物のマイクを取り出して、DAWを起動して、歌を吹き込む時、もうどんな気持ちにもなれないんだとしたら、こんなことは、はやく止めるべきなのかもしれない。隣家から聞こえる笑い声に腹を立てて、レコーディングを中断する瞬間、少しでも喜んでしまっているんだとしたら、それはもう、好きではなくなったからなんじゃないかな。言い訳を探すような日々なら、どんなことも、もう、しなくていいのに。


なんつーか、すぐこういう妙に気取った文章を書いてちゃうけど、これもゴミアーティスト気取っててクソほどキモい。格好つけないと生きれないタイプなのか。そんなふうに振る舞っていないと安っぽいプライドが保てないのかな。雑魚かよ。気持ち悪い。自己憐憫に浸ってないでやることやれ。出来ねえなら黙って死ね。

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